余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト

ワイナリーのご紹介

余市町内に所在する16のワイナリー(2022年現在)を紹介しています。余市町産ワインを楽しめる主な飲食店についてはお店紹介ページをご覧ください。


  1. 余市ワイナリー(直営レストランの情報はこちら
  2. ドメーヌ タカヒコ
  3. リタファーム&ワイナリー
  4. ランセッカ
  5. 登醸造
  6. ドメーヌ アツシ スズキ
  7. 平川ワイナリー
  8. ドメーヌ モン
  9. ワイナリー夢の森
  10. キャメルファームワイナリー
  11. モンガク谷ワイナリー
  12. ドメーヌユイ
  13. OcciGabiワイナリー(直営レストランの情報はこちら
  14. 山田堂
  15. Misono Vineyard
  16. LOWBROW CRAFT

Winery:since1975

余市ワイナリー 
真鍋 友弥
さん
住所
余市町黒川町1318番地
TEL
ワインショップ・ギャラリー&アトリエ 0135-21-6161
カフェ&ベーカリー 0135-22-3375
余市ワイナリーレストラン 0135-23-2205
Web
https://nipponseishu.co.jp/yoichiwine/このリンクは別ウィンドウで開きます

真鍋友弥さん
  • Profile
余市町出身。余市ワイン醸造所入社後、ワイン製造全般、自社ファームの取得から栽培開始にまで携わり、2022年より醸造担当。
  • 食とアートが楽しめるワイナリー
1974年に「余市ワイン」の醸造をスタート。2011年、ワイン造像所の敷地内に多くの人に楽しんでもらえるようにとの思いで、レストラン、ギャラリー&アトリエ、カフェ、ワインショップをオープンしました。
余市ワイン内装
  • 余市のぶどうを余市で仕込む。信頼関係が生み出す地ワイン
2014年に取得した自社農園と、30年以上にわたり栽培契約を結ぶ余市町内のぶどうを使用。現在、自社ファームは第3農園まで拡大しています。ぶどう栽培者と築いた信頼関係を大切に、より質の高いぶどう栽培を目指して取り組んでいます。2022年に新しい醸造担当者が着任。新たなワイン造りと向き合い、おいしい地ワインを目指しています。
余市ワイナリー_仕込み

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ツヴァイゲルト・レーベ、ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、アルモ・ノワール、ピノ・ノワール、ナイアガラ、キャンベル・アーリー
栽培面積
生産本数
10万本/年
ラインナップ
樽熟ツヴァイゲルト・レーベ/ケルナーシュール・リー 他
購入方法
ワイナリー直営ショップにて販売。自社ウェブサイトのオンラインショップこのリンクは別ウィンドウで開きますでも購入可能。

おすすめの1本


樽熟ツヴァイゲルト・レーベ/720ml

「ツヴァイゲルト・レーベ」を古樽で約2年間熟成。ひと口目で複雑な味わいと樽香に驚き、華やかな余韻も楽しめます。

ワイン

Winery:since2010

ドメーヌ タカヒコ 
曽我 貴彦
さん
住所
余市町登町1395番地
TEL
非公開
Web
http://www.takahiko.co.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

曽我貴彦さん
  • Profile
長野県出身。ドメーヌ タカヒコ代表。ワイナリーの家に生まれ、栃木県のココ・ファームワイナリーでぶどう栽培と原料調達の責任者を務めた。2009年、余市町に移住、個人ワイナリーを設立。
  • 全国から注目を集める小規模ワイナリー
余市町登地区で家族経営のワイナリー「ドメーヌ タカヒコ」を営む曽我さんは、全国から注目を集める若手醸造家。国内のワイナリーで多くのワインを手がけたのち、ぶどう栽培の好適地として余市を選び移住。淡く繊細な味わいが、根強い人気を誇っています。
ドメーヌタカヒコ
  • 農夫としてつくるのは、風土を生かした自然なワイン
曽我さんのワインの特徴は、その品種と栽培方法へのこだわりにあります。「“醸造家”ではなく、“ヴィニョロン”(農夫)でいたい」という自身の哲学を体現するように、畑はビオロジックで管理され、栽培が難しいといわれる赤ワイン品種のピノ・ノワールのみを植えています。必要最低限の手入れで、手間暇かけてじっくりと丁寧に栽培。醸造においては除梗をせず、房ごと野生酵母で発酵し、酸化防止剤は「おまじない」に入れる程度。おり引きやろ過もせず、ストレスの少ない醸造方法です。「出汁文化で育った日本人の口に合うような、うま味と繊細さを持つワインが理想」と曽我さんは思いを語ります。
ドメーヌタカヒコ

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール
栽培面積
3.5ha
生産本数
2万本/年
ラインナップ
ナナツモリ ピノ・ノワール/ナナツモリ ブラン ド・ノワール 他
購入方法
直接販売はしておらず、余市町内、札幌市内や全国の一部酒販店で販売。

おすすめの1本


ドメーヌ タカヒコ ナナツモリ ピノ・ノワール/750ml

淡い色合いで、優しい口当たりの中に芯の強さが感じられる1本。果実味とともに森のような香りが感じられます。

ドメーヌタカヒコ

Winery:since2013

リタファーム&ワイナリー 
菅原 由利子
さん
住所
余市町登町1824番地
TEL
非公開
Web
http://www.rita-farm.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

菅原由利子さん
  • Profile
余市町出身。フランス・シャンパーニュで6度の醸造を経験し、修業を積む。夫の誠人さんが設立したリタファーム&ワイナリーで活躍する女性醸造家。
  • 日当たりのよい丘にたたずむ自然にこだわったワイナリー
菅原さんご夫妻が営むリタファーム&ワイナリーは、余市ワイン特区制度活用1号のワイナリーとして2013年に誕生。元々、ワインの輸入担当をしていた由利子さんは、飲んだ後に体調が悪くならないナチュールワインに出会い、自ら醸造を志しフランスで研修を受けました。
リタファーム&ワイナリー
  • 昔ながらの製法でつくる繊細な自然派ワイン
景色が良く日当たりの良い南斜面にある畑で、極力低農薬でぶどうを栽培する菅原さん。ぶどう本来の力を強くするために、ぶどうの搾りかすに肥料用の酵母と余市湾で揚がる海産物の廃棄物を発酵させたものを堆肥として使用しています。丁寧に造られたワインは、味わいはもちろんご主人の誠人さんがデザインしたラベルも魅力的。現在も需要に対してワイン製造が追いつかない状況が続いています。2022年からは、古い石蔵を使った新たな醸造所でもカスタムクラッシュ(共同醸造所)としてワイナリー開業予定者のみならず個人のワイン愛好家の醸造委託もスタートしています。
リタファーム&ワイナリー

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、シャルドネ、メルロー、ソーヴィニヨン・ブランなど
栽培面積
3ha
生産本数
3.5万本/年
ラインナップ
「風のヴィンヤード」「キュヴェ・リタ」ピノ・ノワール/シャルドネ/ソーヴィニョン・ブラン/メルロー 他
購入方法
エルラプラザのほか、全国の酒販店にて取り扱い。

おすすめの1本


「風のヴィンヤード」ピノ・ノワール2019/750ml

果実味とタンニンが心地よい、柔らかな口当たり。ラズベリーやシナモン、なめし皮の香りが、温度変化によって楽しめます。

風のヴィンヤード

Winery:since2020

ランセッカ 
山川 惇太郎
さん
住所
余市町登町612番地2
TEL
非公開
Web
https://lanseqqua.jp/このリンクは別ウィンドウで開きます

山川惇太郎さん
  • Profile
仁木町出身。北大大学院中退後、東京で自転車レーサーとして活動し、2015年余市に移住。16年から町内ワイナリーで栽培・醸造の研修を開始し、18年に農地を取得してブドウ栽培を開始、2020年秋に醸造免許を取得しワイナリーとしてスタート。
  • 町内醸造家の勧誘でワイン造りの道へ。西向きの畑で熟度の高いぶどうを栽培
奥様が農家として余市町内のワイナリーにぶどうを卸していたことから、ワイン造りを誘われてこの道へ進んだという山川さん。奥様と二人でぶどう・ワイン造りに励みます。西日が当たり熟度が増しやすいといわれる畑で、山川さんの好みという赤ワイン用ブドウ2種を中心に栽培。このぶどうを使ったワインは23年春頃にリリース予定です。
  • 造り手も飲み手も楽しめる「素直なワイン」を目指して
ワイナリー名は、楽しさを表現する「ラン」と山川さんが好きという冬の「雪華(セッカ)」を組み合わせた造語。「ワインを楽しみ、ワインを通じて誰かの幸せに貢献したい」と話すように、小難しいワインにならないよう、ブドウが持つおいしさを生かした「素直なワイン造り」を心がけているといいます。今年は近隣農家から仕入れたナイアガラを醸造し「お気軽お手軽」をコンセプトとした白のスパークリングワインをリリースしました。造り手にとっても楽しく、飲む人も楽しめる。そんな哲学を感じさせる山川さんのワイン造りに、多くの人が注目しています。

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、ツヴァイゲルト・レーベ
栽培面積
2ha
生産本数
7,800本/年
ラインナップ
早花咲月(サハナサズキ)2020
購入方法
直接販売はしておらず、全国の酒販店にて取り扱い。

おすすめの1本


早花咲月(サハナサズキ)2020/750ml

軽やかなナイアガラのスパークリング。柑橘系の苦味とキレのよいハツラツとした泡感が特徴的。食卓の序盤におすすめ。

Winery:since2014

登醸造 
小西 史明
さん
住所
余市町登町718番地
TEL
非公開
Web
http://www.noborijozo.comこのリンクは別ウィンドウで開きます

小西史明さん
  • Profile
秋田県出身。東京での会社員生活を経て、2009年余市町に移住。2年間の農家研修を経て、2011年より自社農園にてぶどう栽培を開始。2014年に醸造免許を取得。
  • ツヴァイゲルトでロゼワイン造りに挑戦
畑のほとんどで栽培しているのがツヴァイゲルトという品種。1.3ha分は他のワイナリーに出荷され赤ワインになり、残り0.6ha分は自家醸造のロゼワインになります。毎年改良を続け、赤ワインのようにぶどうを全て漬け込む手法を取り入れたり、前回からはこれまでの中温発酵から低温発酵に切り替えるなど、挑戦し続けています。
登醸造
  • 野生酵母がつくる登醸造の味
「ツヴァイゲルトは放っておくと大きく粒の密着した房になることが多く、病気や熟度に大きく影響します。剪定、摘果、房づくりと栽培上の手間をかけている」とぶどう造りを語る小西さん。また、ワインの発酵には野生酵母を使用しており「野生酵母はその土地の土着のもので、株どころか種、属のレベルでも異なる酵母の集合体。そこから造られるワインは培養酵母によるものと比べ、成分的にも多様であることがデータでも示されています。そして土着の酵母たちが力を合わせて酒を造っている感じがいいですね」と微笑みます。ワイン造りへの情熱が、登醸造ならではの味につながっています。
登醸造

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ツヴァイゲルト・レーベ
栽培面積
1.9ha
生産本数
3,000本/年
ラインナップ
セツナウタ
購入方法
全国の酒販店、飲食店にて販売。

おすすめの1本


セツナウタ2021/750ml

ツヴァイゲルト種を原料にしたワイン。収穫したぶどうをそのまま搾った果汁と、皮ごと漬け込んだ醸し果汁を合わせて発酵。年々、醸し比率が上がり、旨みと豊潤さが増しており、セツナイ時に心に染み入る一本。

登醸造+登醸造

Winery:since2015

ドメーヌ アツシ スズキ 
鈴木 淳之
さん
住所
余市町登町1732番地
TEL
非公開
Web
http://atsushi-suzuki.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

鈴木淳之さん
  • Profile
札幌市出身。ワイン好きの奥様の影響でぶどう栽培に興味を持ち、2012年余市へ移住。「ドメーヌ タカヒコ」の曽我さんのもとで研修し、2015年にワイナリーをオープンした若手醸造家。
  • 2021年にリニューアル 畑の中の小さな醸造所
余市町に移住後、ドメーヌ タカヒコのヴィンテージワインのおいしさに魅了された鈴木さんは、曽我さんのもとで研修を受け、2021年9月に自身のワイナリーをリニューアル。畑の風景に馴染むウッディな醸造所で、夫婦でワイン造りに取り組んでいます。
ドメーヌ アツシ スズキ
  • 自然派ワインで自分だけの味わいを求めて
鈴木さんが目指すのは、自身が好みという自然派ワイン。ぶどう栽培は科学農薬を極力使わないため、手入れから収穫まで手間がかかります。醸造においては、自然酵母で亜硫酸(酸化防止剤)添加を必要最低限に。発酵には合成樹脂タンクを使用し、古樽で熟成。おり引き作業もストレスをかけないよう、ポンプを使わず重力で行います。「手作業が多く、香りが変化しないよう管理が重要ですが、それを乗り越えたおいしさがあると思っています」と話す鈴木さん。今後は収穫量を増やすとともに、植え替えを行い新しい品種にも挑戦するとのこと。これからの取り組みに、注目が集まっています。
ドメーヌ アツシ スズキ

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ツヴァイゲルト・レーベ、ピノ・ノワール、ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、バッカス
栽培面積
5.6ha
生産本数
8,000本/年
ラインナップ
Tomo Rouge 他
購入方法
直接販売はしておらず、全国の酒販店にて取り扱い。

おすすめの1本


Tomo Rouge/750ml

黒い果実感の特徴的なジャミーなワイン。しっかりした味わいで鹿肉などの肉料理に合います。

ドメーヌ+アツシ+スズキ

Winery:since2015

平川ワイナリー 
平川 敦雄
さん
住所
余市町沢町201番地
TEL
非公開
Web
http://hirakawawinery.jp/このリンクは別ウィンドウで開きます

平川敦雄さん
  • Profile
東京都出身。平川ワイナリー代表取締役。東京農工大学農学部卒業後、フランス農水省の国家技術士教育機関SupAgroモンペリエにてDNO、技術士を取得。フランス各地の銘醸ワイナリーで修行し、2015年平川ワイナリーを設立。
  • 余市西部地区の美しい南斜面にたたずむ醸造所
余市町西部を流れるヌッチ川沿い、日照条件に恵まれた南斜面で、高品質の白、ロゼ、赤、スパークリングワインと様々なタイプのワインを生み出しています。品種を超越した産地固有の味わいの表現を目指し、農業の現場からガストロノミーを追求。美食文化と共に歩んでゆける品質を目指しています。
平川ワイナリー
  • ローカルな区画の味わいを追求し日本の美食文化に寄り添うワイン造り
平川さんは、余市町で育ったケルナーは果実味やフレッシュ感が明確で、熟度や酸のレベルが高く、将来的に銘醸産地と評価されるに相応しい白ワインが造れると、その可能性を確信。その後、園地拡大と共にフランス系品種にも挑戦し、アロマポテンシャルやポリフェノールの熟度を考慮した栽培と醸造を行っています。またフランスで12年間、ぶどう栽培やワイン醸造の技術者として働いた平川さんは、同時に、南仏やアルザスのミシュラン三つ星店で国家認定のソムリエとして経験を積みました。現在も道内のレストランへのコンサルタントも務め、北海道の食材や料理文化と共に歩めるワインづくりを目指しています。
平川ワイナリー

ワイナリーデータ


主な醸造品種
品種非公開
栽培面積
7ha
生産本数
5万本/年
ラインナップ
レスプリ/スゴンヴァン/アンティミテ 他
購入方法
酒販店にて取り扱い。(関連会社の平川ファームは直売所を有する)

おすすめの1本


平川ワイナリー ローブ2016年 / 750ml

芳醇な香りとなめらかな質感を持つ赤。平川ファーム最上部に位置する区画から優良年のみ生み出される。

平川ワイナリー

Winery:since2016

ドメーヌ・モン 
山中 敦生
さん
住所
余市町登町898番地
TEL
非公開
Web
https://domainemont.comこのリンクは別ウィンドウで開きます

山中敦生さん
  • Profile
茨城県出身。スノーボードインストラクターの資格取得をきっかけに来道。冬はインストラクター、夏はレストランで働く中でワインに興味を持ち、ソムリエ資格を取得。ドメーヌ タカヒコで2年間研修生として修業し、2016年9月にドメーヌ・モン設立。
  • ドメーヌ・タカヒコで研鑽を積んだ若手醸造家の醸造所
山中さんは、ドメーヌ タカヒコさんのワインの味やワインへの考え方に感動し、2年間研修生として栽培と醸造を学んだのち、2016年に独立。ワイナリー名の「モン」とは、名字である山中の「山=モン(Mont)」、ワインボトルのエチケットにある家紋の「モン」、そして、ドメーヌ タカヒコさんの門を出たという「モン」を意味しています。
ドメーヌモン
  • 北海道の料理に合う「ピノ・グリ」で繊細なワインを造りたい
初年度の2016年から余市町登地区の農家さんから仕入れたナイアガラでスパークリングを醸造し手ごたえを感じつつも、自社ぶどうでの醸造を目指し毎年少しずつピノ・グリの畑を拡大。師匠である曽我さんにならい、自然の摂理を生かした畑作りを行い、除草剤や化学肥料、化学農薬を使わずに栽培しています。発酵は野生酵母を使用し、できるだけストレスのない方法での醸造にこだわっているといいます。現在では約5,000本の植樹を終え、2019年に自園ピノ・グリのワインをリリースしました。「日本人の繊細な口に合うような、繊細なワインを造りたい」と話す山中さん。今後のリリースに期待が高まります。
ドメーヌモン

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・グリ
栽培面積
1.6ha
生産本数
1万本/年
ラインナップ
ドングリ/モンペ 他
購入方法
直接販売はしておらず、全国の酒販店にて取り扱い。

おすすめの1本


ドングリ/750ml

あんずのようなフルーティーな香り。北海道らしい優しい酸があります。うまみと余韻の長さが特徴で、日本食によく合います。

ドメーヌモン ドングリ

Winery:since2016

ワイナリー夢の森 
大下 聡
さん
住所
余市郡余市町豊丘町59番地3
TEL
0135-48-5736
Web
http://winery-yumenomori.com/このリンクは別ウィンドウで開きます

大下聡さん
  • Profile
余市町出身。中学校の教員として勤務後、奥様とともに同町の「夢の森幼稚園」を設立。子どもたちへの保育環境の提供を目的に畑を購入し、さまざまな果物を栽培。その中でワイン造りに着目し、2016年10月にワイナリー夢の森を設立。
  • 子どもたちと一緒につくる幼稚園運営のワイナリー
余市町の子どもたちが通う「夢の森幼稚園」。同幼稚園では自然環境を活かした教育を行っており、約3㏊の畑で、セーベル、ケルナー、ピノ・ノワールといったワイン用ぶどうのほか、プルーンやリンゴ、ナシも栽培。子どもたちは栽培から収穫までの過程を間近で見たり、実際にぶどうを足で踏んでつぶすといった作業を通じて、自然の営みについて学んでいます。
ワイナリー夢の森
  • 大人になったこどもたちに自社醸造のワインを渡すのが夢
同園理事長を務める大下さんはもともと農家生まれということもあり、ぶどうの栽培よりも醸造の方が難しいとのことですが、近隣のワイナリーにアドバイスを求めながら、スタッフとともに醸造方法や味わいについて研鑽を積んでいます。清潔さを第一に、ステンレスタンクを使い、できるだけ酸化防止剤を入れないで自然な状態で醸造することを心がけているといいます。「自家醸造したぶどうで作ったワインを卒園式の時に子どもたちにプレゼントして、大人になったら子どもたちに飲んでもらうのが夢」と語る大下さん。幼稚園理事長と醸造家の双方の顔を持つ大下さんの挑戦から目が離せません。
ワイナリー夢の森

ワイナリーデータ


主な醸造品種
セーベル、ケルナー、ピノ・ノワール
栽培面積
1.3ha(生食用ぶどうも含む)
生産本数
3,000本/年
ラインナップ
セーベル/ケルナー/ルイスベーマー/ピノ・ノワール
購入方法
ホームページによる注文販売、余市町内の商店・観光所にて販売。

おすすめの1本


ケルナー2021/750ml

天候にも恵まれ、辛口でフルーティーな仕上がりに。飲みやすく、日本料理・魚料理に合います。

ワイナリー夢の森

Winery:since2017

キャメルファームワイナリー 
伊藤 愛
さん
住所
余市町登町1728番地
TEL
0135-22-7701
Web
https://camelfarm.co.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

伊藤愛さん
  • Profile
(株) キャメル珈琲に入社後、カルディコーヒーファームの店長やエリアマネージャーを経て2014年に設立したワイナリー事業に志願しワイナリー長に就任、現在に至る。
  • 知恵と技術を受け継ぎ余市でスタートした新たな挑戦
余市で40年以上前から醸造用品種のぶどう栽培を手がけてきた藤本毅さんから栽培技術や知恵を受け継ぎ、2014年に会社設立、2017年には畑に併設する醸造所が完成し自社畑自社醸造をスタート。イタリアの伝統製法や最新技術を導入したワイン造りに取り組んでいます。
キャメル
  • 100年続くワイナリーを目指して世界に評価されるワイン造りへの挑戦
余市の冷涼な風土が育てたブドウの豊かな酸を活かして瓶内二次方式、シャルマ方式により主力のスパークリングワインを仕上げています。収穫には社内公募で選ばれたカルディコーヒーファームのスタッフが参加。「肌で感じたその思いは、お客様にもつながっていく」と伊藤さんは言います。2021年にもピノ・ノワールが世界的なコンペティションでゴールドメダルを受賞。また同年から農作業中の長靴でも気軽に立ち寄ることをコンセプトにした直売所・カフェをオープン。100年先の地球や地域を見据えた持続可能な農家を目指し、人にも環境にもやさしいワイン造りへの挑戦は続きます。
キャメル樽

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、シャルドネ、ケルナー、ブラウフレンキッシュ(レンベルガー)、レジェント(レゲント)
栽培面積
13.5ha
生産本数
約10万本/年
ラインナップ
ピノ・ノワール プライベートリザーブ/キャメル ブリュット メトド トラディショナル ブラン・ド・ノワール/レガミ ブリュット
購入方法
中根酒店様、馬場商店様、直営ショップ

おすすめの1本


レガミ ブリュット/750ml

すっきりとした辛口のスパークリングワイン(白)。細やかな泡立ちとほど良く心地の良い酸、シトラスのような爽やかな味わいが特徴。

キャメルワイン

Winery:since2018

モンガク谷ワイナリー 
木原 茂明
さん
住所
余市町登町1982番地1
TEL
非公開
Web
https://mongakuwinery.comこのリンクは別ウィンドウで開きます

木原茂明さん
  • Profile
東京都出身。北海道大学を卒業後、都内の商社に勤務。田舎暮らしにあこがれて、2012年に余市町へ移住。循環型農業を目指す中で地元の生産者との出会いをきっかけにワイン醸造へ。
  • 循環型農業の実現を目指し余市への移住からスタート
木原さんは循環型農業を目指し、奥さまと二人の子どもを連れて入植しました。当初は放牧豚で生ハムを造ろうと考えていましたが、地元の人たちと話す中で、ぶどう畑を造ることになったといいます。「余市の魅力はなんと言っても人ではないでしょうか。出会いがあったから、今、こうしてこの地でワインを造っています」と木原さんは話します。
  • 困難を乗り越えぶどうを収穫。混醸でこの畑ならではの味わい
当初は無農薬・無肥料でぶどうを栽培し、3年で1500本の苗を植樹するも、殆どが上手く育たず。「周囲からは植え直しを勧められましたが、一緒に苦労してきたぶどうの樹を畑から引き抜くことはできませんでした」。その後、減農薬、自家調合准肥の使用で持ち直し、初収穫したぶどうを手に岩見沢の10Rワイナリーまで通い、醸造の技術を学びました。2018年産から札幌軟石の蔵を再利用した半地下式醸造所で自家醸造を開始。畑に異なる品種を植え(混植)、複数のぶどうを一緒に醸造(混醸)する「フィールドブレンド」のスタイルに特化していることが大きな特徴。「絶景を眺めながら、自家製の生ハムとワインが楽しめる場所にしたい」と木原さんは将来の夢を語ります。

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、ピノ・タージュ、シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、ゲヴェルツトラミネール
栽培面積
2ha
生産本数
12,000本/年
ラインナップ
モンガク谷2021 杤(とち)、栢(はく)、楢(なら)
購入方法
全国の取扱酒販店で購入可能。

おすすめの1本


モンガク谷2021杤/750ml

7割以上をピノ・ノワールが占める辛口白ワイン。混醸することにより生まれる複雑さと繊細さ、綺麗な酸が特徴です。

モンガク谷ワイナリー

Winery:since2020

ドメーヌユイ 
杉山 哲哉・彩
さん
住所
余市町登町812番地
TEL
非公開
Web

杉山哲哉さん、彩さん
  • Profile
埼玉県出身の哲哉さんと栃木県出身の彩さんご夫妻は、進学先の北海道大学で出会い結婚。一度は本州に戻るも北海道の魅力を思い出し、ワイン造りと余市の可能性を感じて移住。2020年秋に醸造免許を取得しワイナリーとしてスタート。
  • 大好きな北海道に家族で戻り新規ワイナリーとして出発
「大学時代を過ごした大好きな北海道で、大好きなワインを造りたい」。そんな思いで杉山さん夫婦が東京から余市に移住したのは2017年。農地を取得後、畑作りと並行して余市町内やニュージーランドのワイナリーで研修し、20年秋に醸造免許を取得しました。ユイとは「結(ゆい)」からとったもので、仲間との絆や助け合いの心を大切にしたい思いから命名しました。
  • 2つの畑のぶどうを生かし持ち味を生かしたワイン造りを
自園の畑を区画で分け、先代から受け継いだ畑「ファームT」では、生食用ぶどう中心、自分たちで新たに植樹した畑「ファームA」ではワイン用ぶどうを中心に栽培している杉山さん。エチケットにもその畑の形の名前が入っており、どこの区画でとれたぶどうを用いているかがわかります。数年間は「T」シリーズのみ、2年後に自社のワイン用ぶどうを使ったものを予定しています。「うちのワインは繊細な香りとなめらかな口当たりが特徴。余市の気候を生かしたぶどうでおいしいワインを届けたいですね」と話す杉山さん。新規のぶどう専用種だけでなく、古くから余市に植っている生食用ぶどうにも力を入れており、今後が期待されています。

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・グリ、キャンベル・アーリー、デラウエア、ポートランドなど
栽培面積
5.0ha
生産本数
約10,000本/年
ラインナップ
T1 2021 Petillant Rosé Méthode Ancestrale
購入方法
全国の取扱酒販店にて取り扱い。

おすすめの1本


T2+4+5 2021 Petillant Rosé Méthode Ancestrale

無農薬で栽培した自園のポートランド、キャンベルアーリー2種を野生酵母で醸造し、ブレンドしたロゼスパークリング。亜硫酸不使用。華やかな香りとフレッシュな酸が特徴。

Winery:since2013

OcciGabiワイナリー 
落 希一郎・雅美
さん
住所
余市町山田町635番地
TEL
0135-48-6163
Web
http://www.occigabi.netこのリンクは別ウィンドウで開きます

落希一郎さん、雅美さん
  • Profile
代表取締役の雅美さんと専務取締役の希一郎さん。希一郎さんは西ドイツ国立ワイン学校卒業。帰国後北海道や長野県でワイナリー造りに携わり、1992年新潟にCaved'Occiワイナリーを設立。雅美さんは米国石油大手のエクソン・モービルに20年在籍。結婚を機に2013年OcciGabi Wineryを設立。
  • 来た、見た、味わった!
20世紀末から今世紀初頭にかけて輩出した世界中のワイナリー群を「モダン・ワイナリー」と呼びます。その共通の特徴はまずアトラクティブな建て物と地下の醸造施設。それら建造物はゆったりとした庭園で囲み、更に大きなぶどう畑で包み込みます。あとは視界の及ぶところ、すべて緑の森林や遠い山並み。決して大げさではなく、ひとつずつのワイナリーがランドスケープ(景観)を作り上げてゆくのです。代表例はカリフォルニア州ナパのワイナリー群。ワイン造りが単なるぶどう造り農家から数段飛躍して、グリーン・ツーリズムや地域環境美化運動の旗手の役割を果たさなければならなくなりました。我が国でその代表例が新潟Cave d'Occiと余市OcciGabiです。ナパを御存知の方がおいでになったら、「あら、ここにもナパがある」と思われること必定です。2,000年前のユリウス・カエサルなら「来た、見た、味わった」、ナパの創業者ロバート・モンダヴィなら「ここに暫(しば)しとどまりて、どうかぶどうの伸びる音に耳を傾けて下さい」ということでしょう。

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ゲヴュルツトラミネール、ムスカテラー、ピノグリ、シャルドネ、アコロン、ピノ・ノワール、カベルネ・クービン、カベルネ・ミトス、カベルネ・ドルサ、パラースなど
栽培面積
7ha
生産本数
7万本/年
ラインナップ
上記品種別にすべて。但しカベルネ3種とパラースは混合して「キュベ・カベルネ」として製品化しています。
購入方法

おすすめの1本


キュベ・カベルネ/750ml

心地良い樽香と複雑で重厚な飲み口で「美味しい」「こんな重い赤ワインが北海道で出来るんですね。」と大変好評です。

OcciGabi

Winery:since2021

山田堂 
山田 雄一郎
さん
住所
余市町登町1064番地
TEL
非公開
Web
http://www.yamadado.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

山田雄一郎さん
  • Profile
兵庫県出身。幼稚園教諭、青年海外協力隊員を経てスペインの専門学校に留学し、ワイン醸造を学ぶ。帰国後、5年間山梨県でワイン醸造の仕事を経験。ドメーヌ タカヒコさんのワイン「ナナツモリ」の味に衝撃を受け、余市町へ移住。
  • スペインでワイン醸造を学び山梨で経験を積んで余市へ
食と酒に関心があり、スペインでワイン醸造を学んだ山田さん。山梨県のワインメーカーで働いていたとき、ドメーヌ タカヒコさんの「ナナツモリ ピノ・ノワール」を飲んで衝撃を受けます。「そのおいしさに感動し、余市という土地のポテンシャルの高さに可能性を感じました」と話します。
  • 目指すのは良質なテーブルワイン 若い世代にワイン文化を広めたい
2019年に余市町に移住。登地区に取得した畑で先代から引き継いだナイアガラを栽培するほか、ピノ・ノワール、ミュラー・トゥルガウを植栽する予定。農業用倉庫を改築した醸造所でワイン造りに励んでいます。「今後、力を入れたいのは、ピノ・ノワールのロゼ」と山田さん。徐々にピノ・ノワールの栽培比率を高めていく予定です。野生酵母で醸す複雑味のあるワインが目標。「若い世代が手に取りやすい価格帯のテーブルワインを造り、余市や北海道のワインの裾野を広げられたら」。"山田堂”という親しみやすい名前に、その想いが込められています。

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、ミュラー・トゥルガウ、ナイアガラ
栽培面積
2ha
生産本数
1.5万本/年
ラインナップ
ピノノワール・ロゼ 他
購入方法
直接販売はしておらず、余市町内の馬場商店などで販売。

おすすめの1本


ピノノワール・ロゼ/750ml

今後、主力としていきたいピノ・ノワールを使ったロゼ。セニエ果汁からではない、健全に熟したぶどうから得られる香り高く飲み心地豊かなロゼを目指した1本。

Winery:since2021

Misono Vineyard 
松村 宗雄、生賀 慧
さん
住所
余市町美園町138番地1
TEL
非公開
Web
https://www.misono-vineyard.com/このリンクは別ウィンドウで開きます

Misono Vineyard
  • Profile
バーガンディー(株)代表の松村さんは新潟県出身。総合商社勤務を経て、東京・青山でブルゴーニュとシャンパーニュ専門のワインバーを経営、ソムリエ資格を取得。栽培、醸造担当の生賀さんは大阪府出身。
  • 欧州ではワインは単なる飲料ではなかった…
代表の松村さんは、商社勤務時代、航空関連輸出業務の後、中田英寿選手移籍時の伊サッカーSERIE A、及び、当時世界王者だったサッカー仏代表対日本代表の放送権契約・TV放送業務などに従事。欧州の客先がワインをコミュニケーション・ツールとしていることに触れ、更にその文化と奥深さに感銘を受けました。
Misono_02
  • 余市から世界へ、ピノ・ノワールとシャルドネ
松村さんは、2017年、友人でフランス名門ワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」社長のエチンヌ・ド・モンティーユさんの函館プロジェクトの立ち上げに参画。2019年、「北海道で世界に向けてワインをつくろう」と、ブルゴーニュ地方コートドールを思わせる余市町の東向き丘陵地を開墾。町内と日本海を一望するVineyardで、元々あった古木のデラウエアとナイアガラから日常的に楽しめるワインを、新たに植栽した10クローン/系統のピノ・ノワールと4クローン/系統のシャルドネ、そして期待の品種アルバリーニョから、世界に通用する様な香り高く余韻の長いワインを、目指します。
Misono_03

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ピノ・ノワール、シャルドネ、アルバリーニョ、ナイアガラ、デラウエアなど
栽培面積
6ha(内、植栽済4ha)
生産本数
8,500本/年(2022ヴィンテージ)
ラインナップ
Pinot Noir 2021/Niagara 2022
購入方法
全国の酒販店

おすすめの1本


Pinot Noir 2020/750ml

黒味がかったスミレ色をまとい、充実した果実味、ふわりとした酸。100%除梗・自然酵母発酵。あと数年の熟成後にコルクを開けて、じっくり味わっていただきたいワインです。

Winery:since2022

LOWBROW CRAFT 
赤城 学
さん
住所
余市町登町987番地2
TEL
なし
Web
http://lowbrowcraft.jpこのリンクは別ウィンドウで開きます

赤城学さん
  • Profile
千葉県出身。2014年、北海道に移住。農園で4年間、ぶどう栽培に従事した後、登地区に畑を取得。ぶどうを栽培しながら、ドメーヌ・タカヒコで3年間、研修を受ける。2022年、ワイン醸造を開始。
  • リンゴの雪室を活用した石蔵のワイン醸造所
登地区の余市SAGRAに隣接するワイン醸造所「LOWBROW CRAFT」。かつてリンゴを保管する雪室だった石蔵を活用し、2022年10月から操業を始めました。ここでワインを醸造するのは、赤城学さん。「ドメーヌ・タカヒコ」で3年間、研修を積みながら、同じく登地区に自身の畑を持ち、ワイン用ぶどうの栽培に力を注いできました。縁あって、ここでワイン造りをスタートさせました。
LOWBROW CRAFT_01
  • 新しさだけでなく伝統も大事に。気軽に飲めるテーブルワインを
初年度は、自身の畑だけでなく、近隣の農家で採れたぶどうも受け入れ、ワインを醸造しています。初リリースは、ナイアガラ。ピノ・グリは樽熟成して、2024年の春頃に初出荷。自身の畑では、ピノ・グリとツヴァイゲルト・レーベを1haずつ栽培しています。「ツヴァイは、北海道で長くつくられてきたワイン用のぶどう。本場オーストリアに負けない、果実味と華やかさを持つワインに醸したいですね」と赤城さん。今後は、自身の畑でも栽培品種を増やしていく予定です。赤城さんが目指すのは、気取らずに毎日の食事と一緒に楽しめるテーブルワイン。「ワインの醸造家というより、ぶどうの生産者であることを忘れたくないですね」と話します。
LOWBROW CRAFT_02

ワイナリーデータ


主な醸造品種
ツヴァイゲルト・レーベ、ピノ・グリ
栽培面積
2ha
生産本数
1万本/年
ラインナップ
Niagara、ピノ・グリなど
購入方法
直接販売はしておらず、余市町内など北海道内や一部本州の酒販店で販売。

おすすめの1本


Niagara2022/750ml

余市町内のさまざまな生産者によるナイアガラを醸造し、レモンビールを思わせるフレッシュさと深み、両方が感じられる複雑味が特徴。

Niaraga2022