余市でおこったこんな話「その263 余市高校定時制」
トップ > まちの紹介 > 余市でおこったこんな話 > 2026年 > 余市でおこったこんな話「その263 余市高校定時制」
平成4(1992)年11月10日、余高定時制最後の見学旅行の一行19人が余市駅から東京と関西方面へ向けて出発しました。
一行は車中泊を含め4泊5日で京都、奈良、東京を見学しました。出発の様子を伝える新聞記事には、引率の先生の「みんな仕事の都合をつけてよく参加してくれた」というコメントが載っています。
北海道余市高校定時制は昭和23(1948)年10月15日に、全日制課程に並置されて開校しました。
初年度の入学生は旧制中学校(戦前の尋常小学校(6年制)を経て進学する5年制の学校)や、青年学校(小学校卒業後、19歳未満の男子に職業教育等を行う)から編入した生徒が多くいました。
同時に古平分校の設置も決まり、続いて仁木町民の強い要望が実を結んで、仁木分校も開設されました。
修業年限は4年、教員は全日制課程と兼務する方がほとんどでした。
時間割は1時間目が17時30分から始まり、18時15分から給食の時間です。2時間目は18時30分から再開し、4時間目が終わるのが20時55分、掃除を終えて下校は21時5分以降でした。
昭和20年から30年代の卒業生の数は、平均すると25名ほどでしたが、40名を超える年もあれば10名ほどの年もありました。
年間行事もいくつかあって、夏季球技大会は創立以来毎年行われ、種目はバレーボール、バスケットボールを中心に夏休み前の数日間、学級対抗で開催されました。
冬休みが始まる直前の2日間で催された室内ゲーム大会は、学級対抗の百人一首、職員も加わった囲碁、将棋大会、フォークダンスがあり、終了後は皆で餅つきをして、お汁粉をいただきます。
春は弁当を持って近郊へ、秋はお月見を兼ねた薄暮炊事遠足など、1年に4回の遠足がありました。
修学旅行は卒業までに3回。1年生は宿泊研修、2年生と3年生が合同で関東関西方面への見学旅行、最終学年の4年生になると学級担任と路について語り合う1泊2日の研修旅行と3つの旅行行事がありました。
豊浜町から通学していた方の回想からは、向学心が伝わります。
「(昭和)三十四、五年頃に砂利道だったが海岸道路が出来た。これなら行けるんじゃないかと思って、前の年、夏と秋と冬テストしてみたら何とか(通学に)間に合うことが分かった。
当時、朝八時から四時までの勤務でした。四時に会社が終わったら直ぐに自宅に行ってご飯食べて、五時のバスに乗ってくると、六時に十分くらい前に着いた。それで学校にくるわけです。学校は九時か九時半頃終わる。そしたらもう帰れないですね、バスがないからね。それですぐ近くに下宿を頼んで、そこに下宿して、会社は八時から始まるから七時のバスに乗って行くと五分か十分前に着く。父さん母さんに頼んでおいて弁当だけ会社に持って来てもらう。それで朝飯食って、昼飯も食って、だから弁当を二つ作ってもらうわけですね」
余高定時制は平成7年3月1日に最後の卒業式が行われ9名が巣立ちました。47年間で873名の卒業生を送りだしました。
写真 最後の見学旅行で長万部行きの列車に乗る生徒達
(北海道余市高等学校定時制課程閉課記念写真集『ともしび』)
この記事に関するお問い合わせ先
総合政策部 政策推進課 広報統計係
〒046-8546 北海道余市郡余市町朝日町26番地
電話:0135-21-2117(直通)FAX:0135-21-2144



























