その149昭和の十大ニュース

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過去の『広報よいち』に昭和36(1961)年から、町が募集する十大ニュース(年によっては五大ニュース)が見られます。同36年にはじまって3年間、一度中断して同42年から同63年まで続きましたので、合計25年の十大(五大)ニュースが発表されました。

最初の年の昭和36年には秋頃から募集のお願いが始まり、広報12月号に中間発表として、7つのニュースが掲載されました。なかには小児マヒ流行という暗いニュースもありますが、公共工事では余市港とフゴッペ川の改修が終わったことや、黒川商店街の改装、電報電話局新局舎工事の着工、登町方面のバス路線開通、国民健康保険実施が候補になりました。この年の募集締切りは12月20日で、町民のみなさんが選んだ十大ニュースに入りそうな出来事を葉書に5つ書いて役場宛に送ることになっていました。翌37年1月の『広報よいち』に結果が発表されました。(1)から順番にニュースが並び、(9)がふたつありました。


昭和36年の余市町十大ニュース

(1)七月集中豪雨、(2)余高スキー部初の全国制覇、(3)黒川町国道舗装修了と大川商店街の改装、(4)正調ソーラン節伊勢神宮へ奉納、(5)余市町の予算二億円を突破す、(6)第一回聖火祭と聖火リレーの実施、(7)NHKラジオ体操余市町より初の全国放送、(8)沢町小学校改築工事、(9)水族館まつり、(9)自衛隊員リンゴ袋掛けに奉仕す

十大ニュースに入らなかったのは、ボーイスカウト発足、小児マヒ生ワクチン投与、拠出制年金の開始でした。当選者には記念タオルが贈られました。10年後の同46年には五大ニュースに変わり、記念品当選者のお名前もあわせて発表されました。


昭和46年の余市町五大ニュース

(1)余市町庁舎完成、(2)小柄町長当選、(3)海上自衛隊余市防備隊開隊、(4)高齢者医療の無料化実現、(5)コロニー(幸住学園)建設着手


前年の同45年年末の広報には余市町開基101年目ということで、「幸先きに恵まれた 2世紀へのすべり出し」と銘うった特集が組まれました。特集の副題には「懸案つぎつぎと実現」とあり、記事には「かつてない大型新年度予算もきまり、陸に海に山に、各種事業をいっせいに実施、十二月を迎えていまその大部分は完成を見ています」とあります。懸案や念願を見てみると、「海上自衛隊基地誘致決まる」、「白岩小学校の統合実現」、「消防署望楼勤務の廃止」、「し尿化学処理場操業開始」、「ゴミ処理手数料を全廃」、「運動公園第一期工事完工」、「町道舗装」、「救急業務店店開き」が挙がっています。望楼勤務廃止には、市街地建物の高層化が進んで火事が発見しづらくなったことと、電話が各家庭に普及して通報ができるようになったことが背景にありました。ゴミ処理手数料の全廃の項には「料金がかかるから、こっそり海岸や川にゴミを投げる。この不法投棄を未然に防ぐ」とあり、住民の負担を軽くしようとしたものでした。皆さんの昨年の余市町五大ニュースは何でしょう。

写真:かつてあった消防の望楼(黒川4丁目)

写真 かつてあった消防の望楼(黒川4丁目)

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