余市町でおこったこんな話 その165「全道一の激戦地余市のボウリング業界」

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昭和40年代中頃、一大ボウリングブームがおきました。中山律子などスタープレイヤーが現れ、ボウリングをテーマにしたテレビドラマや大会がテレビ中継されて、ブームは更に盛り上がり、最盛期の同47(1972)年、国内にはおよそ3,700ものボウリング場がありました。
同46年4月18日の新聞に「今度は余市町に ボウリング場」と大きな見出しが見えます。記事には「後志地方にもボウリング旋風が吹き、倶知安、岩内の両町でそれぞれボウリング場の建設が進んでいるが、今度は余市町にもボウリング場が立つことが決まり、町内のボウリング・ファンを喜ばせている。~中略~(北後志地方のボウリング・ファンは)小樽市まで行かなければならず、土曜、日曜、祝祭日ともなると午前7時頃から行っても、3~4時間待たなければならないほどの盛況」とあります。小樽市ではこの年までに小樽東宝ボウル、日活ボウルなど4つのボウリング場が完成していて、最盛期には6つのボウリング場がありました(『創立80周年記念 小樽体育協会史』)。
町内初のボウリング場、余市ボウルは8月に黒川町にオープンしました。場所は黒川小学校に近い国道5号線沿いで、一部2階建ての建物に14レーンを備えていました。この年の余市商工会議所が発行した『商工名鑑‘71』に余市ボウルの広告ページがあります。ABC(American Bowling Congress:アメリカボウリング協会)の規格に対応したレーンを備えていることを「売り」にしていました。
早朝ボウリングは朝7時から9時まで(6時には入場できたという声もあります)、日曜と祭日は朝6時から営業して、閉館は平日も日曜も夜の12時まででした。1ゲームは大人150円、ロードヒーティング完備の無料駐車場や卓球台もありました。
余市ボウル建設中の新聞をみると(同年5月1日付)、翌春16レーンを備えてオープン予定のクインボウル(朝日町、余市観光開発(株))建設の動きも伝えています。関係者の談話として「(余市ボウルよりも)オープンが遅れてもこの分は、来年にならなければ発売されない米国製の最新設備を、道内はもちろん国内でも最初に導入する手はずが整っている」という関係者の談話も見えます。
年が明けて同47年の報道を見ると、クインボウルのほかに、浜中町の海水浴場近くのシーサイドボウル、富沢町の余市ボウル(後のニッカボウル)、ファミリーボウルの4つの建設予定があること、お隣り古平町では12レーンの古平ボウルが11月完成予定であることを伝え、「札幌、小樽にも劣らぬ過当競争」と指摘されています。しかし、関係者は「仁木、古平もエリアと考えているので人口は約4万人となり、これに夏季の観光客や海水浴客を考えれば十分にやっていける」と考えていました。
余市ボウルで楽しんだ女性たちの記事を見つけました(同47年2月4日付)。「スラックス、スカート、はては和服とさまざまなスタイルのママさんたち六十人が、二日、黒川町の余市ボウルでボウリングを楽しんだ。(女性達の声は)「一度ゲームをしてみたいが一人では恥ずかしくて…」「団体ならばなんのその」と、新年会を兼ねてどっと繰り出した。午後からは会場を町内の旅館にうつして、ジュース、ビールで乾杯」だったそうです。

写真:余市ボウルの広告(余市町商工会議所『商工名鑑’71』)

写真:余市ボウルの広告(余市町商工会議所『商工名鑑’71』)

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