余市町でおこったこんな話「その177 平成のおわりはじまり」

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平成元(1989)年は1月8日からはじまり、平成31年は4月30日、今上天皇の退位により終わります。この元号は「平成」「修文(しゅうぶん)」「正化(せいか)」の3案の最終候補から選ばれましたが、元号を決める委員の間から「修文」(Shubun)・「正化」(Seika)の2つの候補は、ローマ字表記の頭文字が「昭和(Showa)」と同じ「S」になるので不都合ではないかという意見が出たため、ローマ字の頭文字が「H」の「平成」に全員一致で決まったといわれています。
平成元年の『広報よいち』を振り返ります。昭和64年1月号を見ると、前年の五大ニュースの第1位は「英国ストラスケルビン市との姉妹都市提携に調印」でした。同市は竹鶴リタさんの生まれたカーカンティロフの属する町で、その後の行政区再編に伴ってイースト・ダンバートンシャイア市に変わってからも、中学生の交流事業などが行われています。
この頃の成人式は開催日が1月15日に固定されていました。平成元年の新成人は昭和43年度生まれの332人、このうち229人が中央公民館で行われた成人式に出席、双子の姉妹が成人の誓いを宣誓した写真が見えます。女性は振袖、はかま、男性はスーツと羽織はかまが多く、なかには水兵服の新成人もいました。
3月号では北日本航空専門学校第1期生の卒業式の写真があります。卒業式が2月17日に中央公民館で行われ、記事では「まちの活性化へと大きな期待を受けて開校した同校。2年間の航空整備過程を終え40人の学生たちが晴れの卒業式を迎えた。すでにほとんどの学生の就職が内定しており、不足する航空整備業界などの担い手として今後の活躍に内外から大きな期待が寄せられている。」
6月22日には旭中学校で新校舎入校式がありました。「近代的でモダンな建物として完成した同校」とあり、生徒たちの「管内一の校舎に負けない、管内一の生徒に…」の言葉も見えます。
同年6月には余市川河口の大川遺跡の発掘調査が始まっています。記事には「6月下旬には人骨と剣が一緒に埋葬された」お墓が見つかったとあります。大川遺跡と対岸の入舟遺跡は10年以上にわたって発掘調査が続けられ、この後、新発見のニュースが何度も新聞にとりあげられました。
この年は大きな公共事業がはじまった年です。広報の9月号表紙には「余市川改修事業が着工!」とあり、同号をひらくと町立図書館着工、下水道10月供用開始、栄町の砂浜の離岸堤工事、余市港北防波堤の災害復旧工事、河口漁港修築事業、ヌッチ川改修事業の用地調査開始などなど、様々なインフラ整備にまちの様子が大きく変わっていく様子がうかがえます。
11月号で北海道立中央水産試験場の存置決定の大きな記事が見えます。「9月26日、町民全体が心待ちにしていた“朗報”が町役場に飛び込んできた。この日、道において横路知事が中央水産試験場の本町存置を正式に記者発表したもので、その第一報が地元へ真っ先に寄せられた。折しも、定例町議会の開会中だった庁舎内は“ビッグニュース”に沸きかえった」
終わってしまった「平成」ですが、やりのこしたことはなかったですか?

写真:成人の誓いを宣誓する新成人(広報よいち平成元年2月号表紙)

写真:成人の誓いを宣誓する新成人(広報よいち平成元年2月号表紙)

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 広報統計係
〒046-8546 北海道余市郡余市町朝日町26番地
電話:0135-21-2117(直通)FAX:0135-21-2144

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